![]() |
| ( Teman SD) 10月の頭、ジョグジャにやってきたのは小学校の同級生、樋口君だった。彼とは小学校6年間、常に学級委員のペアになった縁。中学から私立の女子校に行った私はその後、彼と会うこともなかったけれど、成人式で久しぶりに再会して2度ほど呑みにいったことがあった。それ以降はまた音信不通になっていたものの、親同士も知り合いでたまに会ったりするらしく、彼は私がインドネシアにいることを知っていた。 そんな彼が私にメールで連絡してきたのは昨年の暮れ。
彼は私を現地スタッフとしてネット上でも紹介したいらしい。ただ私の本業はこれではないので、お手伝いできる時間を限ってもらってアルバイト的に手伝うことにさせてもらった。彼は全面的に私を信用してくれているので、扱う家具のデザインなどもオリジナルのものになるよう、私がサイズや素材などの決定をするようにとのことだった。もともとデザイン科卒業の身、こういう仕事は大好きだ。さらに彼は 「多少高くても、本当にいい家具を愛着持って使って欲しい」 というだけあって、安かろう悪かろうの家具には興味を持たない。そういう姿勢なら私も手伝っていて楽しい。 そして今回H君は4泊5日の日程でジョグジャにやってきた。今後私が商品をチェックするにはバリでの取引は旅費がかさむ。それに本来日本でバリ家具の名で出回っているもの、実はその大半がジャワで制作され、バリで暮らすジャワの職人によって仕上げられているものなのだ。私がジョグジャにいる限り、すべての工程をジャワで行うのが望ましい。さらにいいことに、ジョグジャ芸大時代の友人がジョグジャ大手家具会社でデザイナーをしているので、ここと関係しながら進めるのが日本への輸送にも便利。ということで今回H君は私が探しておいたこの会社を訪問し、自分の欲しい家具のデザインを見せ、40フィートのコンテナいっぱい分(約150点の椅子、ソファ、机)をオーダーするに至ったのだった。
長い交渉中、私は通訳を引き受けていたのだけれど、やはりそう簡単にいかない。日本では当り前の3年間保障、納期の厳守などについても我々の常識がここでは通用しない。やはり世界はいろいろである。こちらの常識に当てはめて相手の言い分を聞いていたら腹も立つ。いつも通訳の仕事をしていてつらいのだけれど、完璧な通訳マシンに徹することができないので、ついついその内容に感情が入ってしまう。さらに今回はH君側に私のポジションはあるので、H君に不利な条件などを出されるとどうしても平常心ではいられなくなる。相手にムカつくと明らかに顔に出てしまう私を見てH君が
H君に詫びながらも、こっちも折れるところは折れ、引けない部分は相手に聞いてもらってなんとか契約成立。これでH君のバリ家具販売も動き始めた。そうそう、この彼のネットショップの名は「RUANG(ルアン)」、インドネシア語で「スペース(空間)」を意味する。心地よい空間に我々の選んだ家具を置いて欲しいという願いからつけた。今回オーダーした家具は、RUANGのサイトがOPENする前に、H君がヤフー・オークションで先行販売するらしい。乞うご期待。
|