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| 「女神の羽根」 9月にジャカルタで開かれるCPビエンナーレに出品する作品はほぼ完成に近づいた。このインドネシア初の大規模なビエンナーレでは、350ページの立派なカタログも作る話になっていて、作家は先日作品の写真提出を求めれた。少しずつではあるけれど、会に向かって進んでいる感触はある。
私は今回はじめて、電気系統を使う作品をひとつ作った。大げさなものではない。乾電池3本を入れると回って音が出て光るというおもちゃの人形を箱に入れ、箱の中にはクリスマスにお目見えする点滅する電飾をつけ、それらを全部一緒にひとつのコンセントで使用できるようにするというもの。
今回のものは電池使用のものを電気に換えるので少々難しかったけれど、電気屋の兄ちゃんに聞きながら、なんとか思ったようにできた。昔から気になっていて、いつか買おうと思っていた「ハンダ鏝」のセットも今回購入して繊細な電気コードの接続にはハンダづけもした。 そうしてできた作品は『女神の羽根』、実はこのクルクル回転して歌うおもちゃの人形とは、こちらの仏教の女神なのだ。神妙なお経を唱えながらクルクル回ってくれる。これはヒンドゥー教でいうところのサラスワティ神、勉学と音楽をつかさどる、私の一番好きな女神だ。日本に入っては弁財天と呼ばれている。自分が瞑想したり、心を落ち着けるときに使う一つの道具として制作した。今はこの女神が座する箱の外側に絵を描きこんでいるところだ。8月上旬には作品たちはみなジャカルタに送られることになっている。
( C)midori hirota
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