「スギトの弟」
( Adik Sugito, Rai )

暑中お見舞い申し上げます。バリの私の家には7月はじめに新しく客がやってきました。

大雨の日の朝、突然訪れたその客は子猫で、どうやら目が見えると同時にこのあたりの田んぼへ捨てられたようです。

スギトが仲良くするなら飼おうと思いスギトに紹介したら、まるでお姉さん気取りでどこへ行くにも腰をつかんで連れていきます。最近ようやく子猫の性別が分かりスギトの弟となりました。

スギトとライ

夜布団にはいると姉(スギト)と弟は私の枕元に寝て、姉は弟の毛づくろい。弟は姉の顔をなめてウトウトし始めます。スギトは弟のザラザラの舌で顔をなめられて少々痛いようで「ムキッ、ムキッ」と叫びながらも怒りはせず、そのまま夢の中です。

弟の名はRAI(ライ)。これはバリ語で弟、妹の意味です。

朝、わたしとスギトが研修先へ出かける時、ライは家で留守番です。スギトは毎朝まるで一生の別れのように「キャー」と泣き叫んで弟と別れますが、研修先に着いてしまうとケロッとして今度はそこにいる犬とじゃれて遊んでいます。

同居人が増えたおかげで田んぼの中の一軒家でも淋しくなく、1人の食事も2人の邪魔が入るおかげでなかなか楽しくもある今日この頃です。

バリの新聞に日本の猛暑の記事がありました。海水浴をする日本人の写真と共に、「日本人は選挙に行くより水浴びの方が好き」という話しが載っていました。

私の家では夕方からは気温が22、23度になります。暑いなんていうより涼しいくらいです。周りに建物がないため風もきつく、夜は長そで、長ズボン、タオルケット2枚とベッドカバーをしっかりかぶせて、3人で丸まって寝ています。


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