「独身の会」

( Pemuda Pemudi )

プムダ(独身男性)とプムディ(独身女性)は各町内の青年団、その名どうりPEMUDA・PEMUDIのグループに入り、寺院祭の準備や、その他の婦人会、農夫の会などと共に割り当てられた仕事をします。

日本でも年輩の人に結婚のなれそめを聞くと青年団で一緒だった・・・なんてあるように、バリでもこの青年団は年ごろの男女にとって恋人を見つける場にもなるようです。結婚の早いバリでは、30才過ぎてプムダにいるのは少々恥ずかしい事らしいです。

私の住んでいる町内の青年団で去年起こった面白い事件があります。
青年団内で交際していた男女がいました。この町内に木彫で一財産儲けた妻子あるオヤジがいて、このオヤジが交際相手のいる青年団の女の子を気に入り、毎夜毎夜車で誘い出していたのです。

ボーイフレンドは当然怒り、町内のプムダたちにグチをこぼしました。血の気の多い若者たちは青年団の仲間の傷心を知り、さっそく徒党を組み、オヤジの家の前で毎夜毎夜騒音を出すやら、酒を呑んで朝まで道で暴れるはの嫌がらせ。

オヤジも同じ町内の青年団の怖さを知らぬうちは警察に通報したりしたそうですが、何せ祭りごとの多いこの島、そんなときは通報も効力はありません。

直接オヤジと青年団とで言い合いにもなったそうですが、スッキリ片付く話ではなく、交際していた男女の仲はもとには戻らず、オヤジも詫びるでもなく、いまだオヤジ対プムダの確執は続いているそうです。

これをゴトン・ロヨン(相互協力)の徹底したバリならではの事と見るか、単にどこの若者にもある、何かきっかけを見つけて騒ぎたいだけの事と見るか・・・。

一つはっきりしている事は、ウワサの大好きなバリ人。こういう話はあっという間に広がっていて、この話も私の町内の人は勿論全員承知の事で、私は2つ先の町の友人からこれを聞きました。

こういう非公式の活動は別にして、彼らは町内に利益をもたらすため、時々BAAR(バール)という仮説の飲食店を町内の集会所で開き、学祭のようなノリで小さなディスコも使ったりして遊び働きます。


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